山形青年会議所

可能性を信じて果敢にチャレンジ!!
~未来へ繋ぐ架け橋を描こう~

2017年度山形青年会議所概要

理事長所信

公益社団法人山形青年会議所

2017年度 第62代理事長 武田 靖裕

可能性を信じて果敢にチャレンジ!!
~未来へ繋ぐ架け橋を描こう~

はじめに

まだ見ぬ未来に想いを巡らせ、明るい豊かな社会の実現に向け、まちの創造に駆け巡る。40歳までという活動期間に限りある組織の中で若者たちがここに集い、山形青年会議所は未来を変える青年として同じ志のもとに運動を展開し、確実なる成果とともに、先人達によって紡いできた精神が今も受け継がれています。

世間知らずだった28歳の私は、何もわからず、何も恐れず、この団体へ飛び込み、多くの気づきを得ました。社会人としての礼儀や作法、仕事にも使える資料作成や人との交渉術、家族や会社の大切ささえもJCで学びました。そこには不可能と思えるような難題など苦労をした時間も多くありましたが、その先にある達成感や喜び、振り返るとそのすべてが今の私を作り上げた財産だと感謝しています。

時代とともに人の価値観が変わり地域の多様化が生まれる一方で、グローバルな社会が身近になり、社会環境は加速度を高め世界を包み込みこんでいます。だからこそ、物事の本質を見極め、変えるべきものと変えてはいけないものを判断し、変えるべきものは大きな決断をもって変え、また変えてはいけないものでも、本質を変えないために、時代に即した行動に変える選択も必要になります。一つひとつの行動に責任をもち、山形青年会議所の誇りと伝統を守りながら、新たな運動を展開していかなければなりません。

行動のみが世界を変える力をもっています。どれだけ素晴らしい理想や考えがあっても、それを実行することが肝要です。自分がやらなければという青年としての使命を全うし、活動を通じて大きな運動へと展開していきましょう。

持続可能な市民先導型の花火大会に繋げる

市民の花火として親しまれている山形大花火大会は、これまで行政、関係諸団体と協働し、山形を愛する多くの皆様と共に毎年8月14日に山形の夏の風物詩として開催されています。近年ではその時代背景の中で、規模やアクセスの利便性により、市外からの来観者が増加し観光資源としてのウエイトが大きくなってきております。

本年38回目を迎える山形大花火大会は、これまで以上に県内外の皆様から幅広く愛される花火大会を開催する中で、根底に流れる精神は、市民による市民のための市民が誇れる花火大会であることをしっかりと意識して、設営から運営まで地域住民のみならず市民の皆様と共に手を取り合って大会を構築して参ります。

主催する一員としての自覚と責任をもって大会に関わるすべての方との連携を取り、地域産業の発展や観光、自然環境など未来の山形を見据えながら市民先導型の花火大会として持続可能な魅力溢れる安心で安全かつ山形独自の特長をもった大会を創造します。

未来に誇れるひと・まちの創造のために

地域の子供は地域の宝です。そこに地域の未来があります。子供達が多くの体験と経験を積むことにより人格を形成する中で希望溢れる未来へと繋がります。

便利さを追求しその恩恵の中で生活をする中、無我夢中になれることやチャレンジすることが少ない、また地域のコミュニティが希薄になっている、そんな環境ができたことに悲観せず、子供達の感性を刺激し協調性を育める新たな提供の場を創造することが重要です。私たちの住まうやまがたには豊かな自然と四季が織り成す美しく彩られた環風景、歴史・文化、ホスピタリティ溢れる精神性など、やまがたという地域だからこそ織り成す多くの魅力が存在します。この魅力を最大限に活かすには自ら知ることが必要になります。人に伝えるためには自らが体験することが一番の近道です。その上で、市民の皆様と共に地域の独自性を活かし、子供達が様々な考えをもてる体験と経験の機会を創ります。そして、参加した子供達が自由に夢を描ける豊かな心を育み、一歩ずつ着実に地域活動の歩みを進め未来へと紡いでいきます。

そのためには想像力と創造力が必要不可欠です。今までなかったことやこれまでやらなかったことを0から発想する苦しみさえも楽しみに変え、どんな場面でもイマジネーションを高め、準備をすることで未来の選択肢は無限に広がります。考えられるすべてのパターンをイメージし、対応を事前に考え最善の結果を出します。私たちはより精度の高い具体性のある事業を展開し、未来を切り拓きます。

活動から運動へ繋げる大きな橋を架ける

山形青年会議所は60周年提言「BRIDGE」を策定し、今、橋を架けています。しかし、どれだけ多くの立派な橋を架けようともそこを行き来する人がいなければその橋の意味はありません。橋の存在を多くの人に知っていただき、多様な人が行き交う大きな橋を創ります。そのためには活動への理解を高め、共感し、運動へと繋いでいく必要があります。

これまで61年という長い時間を掛けて先輩諸氏が紡いでこられた歴史と伝統に感謝し、社会の先輩としての経験、各世代における価値観を謙虚に学ばせていただき、青年としての役割をしっかりと見定め、山形青年会議所という冠をつけて活動できる誇りと責任をもって活動して参ります。

また、行政、関係諸団体との交流を多くもち、ネットワークを張り巡らせた中で、お互いの目指すべき方向、共有部分を明確にして、存在価値を見出しながらそれぞれの活動の相乗効果により大きな力を生み出します。

さらに、県内はもとより、県外、海外にも広がる友好の絆を活かし、積極的に組織外の世界を学ぶ環境を整え、青年会議所という世界的団体の一員としての責務を果たしながら、多くの学びの機会をいただき、その恩恵をしっかりと享受し、地域に取り入れていきます。これまで姉妹JCと切磋琢磨し続け地域活動、育成事業を行ってきた実績を検証し、さらに包括的に発展できる取り組みを行い、姉妹JCとの絆をさらに高めます。

多くの人を巻き込み、共に活動をし、そこに発信力を加えることにより運動は飛躍的に大きくなります。いくつもの橋を創り、様々な人が行き交う中でタイムリーにその情報を伝えることで橋の役目を果たしましょう。現在発達している情報伝達ツールは多岐にわたります。発信の伝播は当事者よりも第三者による発信がさらに効果があります。その状況に合わせた最も効果のあるツールを選択して効率的かつ合理的に発信を行い、ツールの組み合わせや連動により発信をも自らの活動から周りの人を巻き込んだ運動へと展開することで存在価値の高い団体であり続けます。

未来へ繋ぐ組織であり続けるために

私たち山形青年会議所は、創立以来、明るい豊かな社会の実現という明確なゴールを目指し市民意識変革団体として運動を展開しています。ボランティア団体や親睦団体ではなく、力強いリーダーシップを発揮し常に活動の先を見据えた行動をとっていく必要があります。そのための学びの時間を創出しながら組織の強化に努めます。

個々の能力がいかに高くても、社会において個人のできることには限界があります。山形青年会議所という名を最大限に発揮し、大きな運動を展開するには組織としての価値も高めていかなければなりません。個人と組織、どちらか一方の価値だけが高まることはありません。これらを同時に、かつ即効的に向上させて活動に活かせるようにします。

組織力を考える時、数の力は大きな要因となります。多様な考えをもった豊かな人材が様々な業種から集まることで運動の力はさらに強固なものになります。多くの同志を見つけやすい環境を創るために、まずはメンバーである私たちが入会して活動している意義を感じなければなりません。地域のために多くの時間を仲間と共に過ごし、日夜の活動の中で自分が成長していく実感、地域が良くなっている芽吹きを感じられる環境を創ります。私たちの仲間が増えればその実感はさらに大きなものになり、友情はさらに広がりを見せます。そして何より同じ志をもつ仲間が増えれば地域の運動が無限に広がる可能性に満ちてきます。新たな仲間を求めて一人ひとりが青年会議所の魅力を伝えて参ります。

時代とともに変わる価値観を単年度制という組織体系のメリットを活かし、これまで培ってきた伝統を強固にして次代へ引き継ぐ。20歳から40歳という限られた中で自らが問題意識をもって試行錯誤を繰り返しながら同じ志をもつ仲間と切磋琢磨していく。そこには「修練・奉仕・友情」の三信条を手に入れる機会が満ち溢れています。

そのような未来へ繋ぐ組織を創るには自立性が必要です。過去を知った上で、混沌とした未来に明確な目標を見定め新たな手法にチャレンジする。自らが考え、自らが答えを出し、自らが行動できる自立した個人の集まりが山形青年会議所という団体の価値を高め、その名のもとに最高の成果を発揮し、新たな時代を切り拓きます。

おわりに

知らないことを知るという喜び。知的活動の根源となる「好奇心」と呼ばれるこの感情をJC活動に最大限発揮し、未知の可能性を信じて果敢にチャレンジをしましょう。

変わらないために変わる。何も変えないことは衰退を意味し現状を維持するためだけでも常に変革が必要です。誰かがやってくれるのを待つのではなく、誰かの行動に対する批評をするのではなく、私たちが当事者意識をもって行動に移しましょう。自分を信じて、すべての出来事を学びの糧にし、自分の限界をどんどん広げていきましょう。

JCに入らなければ出会うことのできない多くの人との交流の中で、心がふるえる計画を立て、個人の力だけではできない大きな行動を起こし、胸が高鳴る未来への夢の架け橋を描く。そんなワクワク、ドキドキの体験の輪を広げましょう。

たった一度の人生だから、若者らしく失敗を恐れることなく、すべての物事に全力で取り組む1年にしましょう。そこに明るい豊かな社会があることを確信して。